カテゴリー: Q&A

「考具」を中心とする拙著の読者みなさん、そして「ワークショップ・考具」「アイデア・バイブル ワークショップ ミニ&プラス」からいただいたご質問にお答えします。
もう10年以上やってるので、実はいくつか「被り」もあります。あしからず・・・。

Q250:アイデアスケッチはどこまで詳しく書けばよい?

Q:アイデアスケッチはどこまで詳しく書けばよいのか?

A:これ、個性あります。
一行ドーンでも、タイトルもどきに解説数行でも。
描きすぎると「企画書化」していくので、
あくまでスケッチ感覚で。

なのでアイデアスケッチには
「描」の漢字を充てています。

絵心はなくても大丈夫。
もちろん文字でOKです。

Q249:固定概念にとらわれないためには?

Q:最終アウトプットを意識してしまいがちなところがあります。収拾がつかなくなってしまうことに少し恐怖感があるからです。固定概念にとらわれない工夫等アドバイスがあったら欲しいです。

A:キャリアを積んだだけ「着地点が見える」のも事実ですよね。実際の業務では一気通貫が多いでしょうが、選択肢を出すパートだけを担当してみる、とか。

Q248:なんかいいのが無い時…

Q:みんなでアイデアを持ち寄ったとき“なんか、いいのが無いな”と思ったときは、もう一度最初からやるんでしょうか?
どのプロセスがまずいとか、見つける方法ってありますか?

A:時間の許す限り、何度もアイデアを出し続けるのが理想。プロジェクトリーダーの方なら「いつまで迷えるか」をご存じのはず。メインとなるアイデアを決めるまでに、どういうプロセスでメンバーに考えてもらうのか。あるいは内外含めてどんなメンバーを選ぶのか。大きくいうとプロジェクトのデザインであり、マネジメントじゃないでしょうか。

Q247:どうやったらすぐれた「選ぶ人」になれますか?

Q:「売れる」企画を出したいという前提で要素だし→アイデア→企画化 それぞれのプロセスにおける選択の判断基準は何ですか? =どうやったらすぐれた「選ぶ人」になれますか?

A:絶対解はありません。「売れるを最初のオリエンに持ってくるか」「(仮にニーズなどから始めて)出てきたアイデアの中から売れそうなものを選ぶか」など、プロジェクトリーダーによる「考えてもらう環境・プロセス企画」によるかもです。選ぶ人になるには・・・出世する?(笑)
   というのは冗談として。実は生活するって「選ぶの連続」です。そう定義し直すと、毎日が選ぶ練習でもあるわけです。まあ全部について選択肢出しまくっていたら、朝、家から出られなくなってしまいますが・・・。

Q246:「企画」以外のアイデア出しがむつかしい

Q:「企画=商品やサービス」というイメージですが、
もっと違う分野においてのアイデア出しの場合の方法を
具体的にまだ自分の中で落とし込めていません。

例えば、何かの課題(在庫を減らすとか)を解決するための
アイデア出しが難しいかなーと思いました。

A:アイデアとは単なる選択肢なので、
対象はなんでもよいんじゃないでしょうか。

在庫を減らすための選択肢もいっぱいあるわけで・・・。

コストを削減する、だと非常に抽象度が高いわけなので、
やっぱり具体的な選択肢が必要になります。

その結果、在庫の回転率を向上したなんてことがあったら、
すんごいイノベーションだと思います。

Q245:日常の経験値UPの方法は?

Q:日常の中でやると経験値UPにつながることはありますか?

A:あります。
すべてが経験値アップにつながります。
なるべく「いつもの」に気をつけるだけ(禁止まではしませんが)。

Q244:体験の増やし方、皆さんどうされていますか?

Q:「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」とのことですが、直接体験、間接体験の増やし方。皆さんどうされている?

A:正解はなくて、人それぞれだと思います。が、一般的には「新しいことは面倒臭い」のも事実。その壁は、慣れるまで「よいしょっ」と超えないと、ですね。超え方もさまざまですが、「いま目の前にある体験に含まれてる別要素」は次なる体験のチャンス。例えば、読んでいる本の中に登場するクラシック音楽のCDを買ってみる、など。
   私事ですが、とある小説を読んでいるところから、かとうはクラシックに没入し始めました。文字で曲名を読んでいてもアタマの中で音がしないのが悔しくて。CDなら間接体験ですし、コンサート行くようになったらそれは直接体験。そうこうしているうちに、ウィーンなどへコンサートを聞きに行く旅行専門、の旅行代理店の存在を知り・・・と「たぐる」ようになっていくかもしれません。

Q243:経験の少ない新入社員にスキルをあげてもらうには?

Q:例えば新入社員だと圧倒的に経験が少ないと思うのですが……それに対して上司は判断を入れがち。そんな経験不足の人にそのスキルをあげてもらう方法はありますか?

A:経験不足を短い時間で補うことは睡眠時間を圧倒的に削る以外なかなか大変なので、そこはおいおい。いきなりベテランと同じ土俵に上がってしまったら損です。
 しかし。年齢に関わらず、人によってバックグラウンドが違うことによるアイデア違いが生まれることはワークショップでも証明済みです。少なくともチームメンバーの中では新人のKさんしか持っていない経験、を場に出していくことで貢献できるんじゃないでしょうか。

Q242:企画の段階を想定してアイディア出しをするべき?

Q:アイディア出しの段階から少しは企画の段階のことも想定してアイディアを出した方が良いのでしょうか?
 アイディアを企画に落し込むときに、選んだアイディアがあまりにも現実から飛躍しすぎて、企画に落し込むことが難しかったです。

A:アイデアを「出すだけ」の段階では、荒唐無稽で好いんじゃないでしょうか。先を考えてしまうと、「一問一答」地獄に近づいてしまいます。
 なのでポイントは「選ぶ」時点。確かに実現不可能なアイデアを選んでしまうと、その後にっちもさっちも行かなくなります。
 つまり、アイデアとしては好いのだけれども企画としては成立しないケースがあります。残念ながらこれは選べません。技術の進歩なのか、規制の緩和なのか、社会の変化なのか。環境が整うまで、アイデアの在庫としてお手元に。
 ちなみに経験を積んでいくと、ある程度先を見越してアイデアを選ぶことがもうちょっとスムースにできるようになります。

Q241:どうやって二者択一すればいいのか?

Q:二つのアイディアのどちらを採用するか迷った場合、どのように判断していますか?

A:迷い方は二つあります。ひとつは「選択軸が二つ以上あって、どちらにするか」問題。そして「選択軸は決まっているけど、甲乙付けがたい」問題。ここがアヤフヤだと揉めます。

Q240:つまらないアイディアを場に出せない時…

Q:正直「つまらないなぁ」と思っているアイディアは出しにくい・・・。どうしても選択肢が減ってしまいがち。どんな考え方、勇気の出し方をしたら?

A:選択肢、減ってないですよ。自分で隠しているだけで。勇気を出して発言しなくてもよくて、描いて置いておくことを推奨です。口に出すよりアイデアスケッチを描いてポンと放っておくことで、ちょっとハードル下がりませんでしょうか?
 紙に描く=発言と発言者をと切り離すことが持っている効能のひとつです。

Q239:アイディアの良し悪しがわかるようになるには、今後何が必要なのか?

Q:アイディアの良し悪しがわかるようになるには、今後何が必要なのか?

A:まずはアイデアを出す経験を重ねること。アイデアを多く出していると、判断もできるようになります。目が養われる。そしてさらに、いろんな判断軸があることも体験してもらって自家薬籠中のものにしてください。

Q238:無難な企画を抜け出したい

Q:とんがったアイディアを企画に落し込むと、どうしても無難なものになってします。チクリとしたものを残すためにはどうすればいいのか?

A:「アイデア入りの企画」と「アイデアなしの企画」とがある、と申し上げました。どんなに企画として整っていても、入っているアイデアがダメなら、それはダメ企画。企画が持つ価値の源泉はアイデアにあります。
 どのアイデアを残すか、が曖昧であったら、企画もボケます。またその企画の受益者(体験者)がアイデアを感じられなかったら、同様にボケます。アイデアは残す。そして分かるように整える。いずれもプランナーとしての意思が必要です。

Q237:SCAMPERが苦手です!

Q:SCAMPERが苦手です! 人のアイディアにさらに提案したり、育てていったり、そういうことができる人って、めちゃくちゃ素敵だと思っています、が! 今日もうまくできなかった・・・。うまくなりたいです!

A:はい。練習あるのみ。得意不得意はあっても、ある程度できる。それがプロフェッショナルだと思いますので。

Q236:「おもしろくない」と戻された場合。

Q:自分がイイと思った案が他人におもしろくないと戻された場合、新たに新しく考えるか、もしくはイイと思った案から違うものを考えるのとでは、どっちがより良く他人におもしろいと思われますか。

A:イイと思った案から違うアイデアを考える。これが、「云い換え」。そして新しく考えるのが「云い出し」。どちらでも結構です。というかプロセスによってアイデアの優劣が決まるわけではありません。相手がウンと云ってくれるアイデアを出すだけです。

Q235:アイデアの良い組み合わせを作るコツは?

Q:アイディアは既存の要素の組み合わせですが、良い組み合わせを作るコツはありますか? あれば教えてください。

A:残念ながらそうそう簡単な方法はありません。だからたくさん出す、です。

Q234:経験を増やすオススメの方法は?

Q:選択肢を増やすために経験を増やす。その方法として、違うお店に入ってみるとかニュースを読むのは思いつきますが、あまり知りません。経験を増やすオススメの方法があれば、教えてください。

A:人間、どうしても慣れ親しんだものの方へ流れがちですよね。新しいって面倒くさい。それも真実だと思います。最初っから「ふ、増やすぞ!」と気合入れるのもありですが、偶然を活かした、「捨てない戦略」もよろしいんじゃないでしょうか。 
 例えば、誘われたらなるべく断らない。「ついで」があったら素直に乗っかってみる、など。その辺を「たぐる」と呼んでいるのですが、WS中にはあまり時間を割けませんでした。すいません。

 時間あったら、このページを覗いてみてください。 http://www.itmedia.co.jp/bizid/ideaperson.html

Q233:脱ぐのが恥ずかしい…

Q:正直、自分を脱ぐことがすごく恥ずかしいと思うのですが、脱いでいくうちに慣れますか? また、どうやったらすぐに自分を脱ぐことができますか。

A:そうですね~。まずは「慣れ」でしょうね。やっているうちに、脱いだら誉められる経験がやってきます。つまり自分的にはちょっと恥ずかしい体験・経験を素にしたアイデアが評価される。すると「脱ぐのもいいかも?」になってきます・・・。

Q232:渾身の企画が廃案。どこから再出発を?

Q:自信をもって出した企画がクライアントによって廃案になった場合、どの過程から再出発していくのか。

A:どの段階にマチガイ・見落としがあったのかをまずは分析でしょうね。オリエンテーションの理解がそもそも違う、もあるでしょうし、アイデアがよくないこともあるでしょうし、企画として整える時点での失敗もあるでしょう。
その辺を判断するのはリーダーのお役目です。

Q231:あなたの説明はあまり画が浮かばない。と言われたのですが。

Q:他人に話をするとき、相手に自分が思い描くイメージと、同じ画を描いてもらうには、どんな風に説明すればよいでしょうか? (以前、あなたの説明はあまり画が浮かばない。と言われたのです)
『考具』の中で、企画をする上でビジュアライズが重要だと書かれていたので、それを相手にどのように伝えればよいかもよくご存知なのではと思い、質問させていただきました。

A:ビジュアライズを口頭で。言葉だけで、脳裏に絵を描いてもらうのは基本的に六つかしいことです。その前提で、まずは大きく。だんだん細かく。の順番で伝えていくことしょうか。

例:公園があります。●●公園みたいな、割と木が生い茂っている感じです。
例:その公園には池が真ん中にあって
例:池には白鳥が二羽左から右へ泳いでいて・・・

100%同期はできなくても、75%ぐらいはなんとか。
そしてその絵の中で、自分がもっとも大事だと思うところはできるだけ詳細に。

テレビドラマのあらすじを見逃した友達に、前回のあらすじを教えてあげる感じですかね。

別の方法としては、小説の真似をする。
よい小説って、文章を読んでいるだけでシーンが浮かびます。
だから小説家には、なろうとしてもなれないんだと思いますが・・・