カテゴリー: Q&A

「考具」を中心とする拙著の読者みなさん、そして「ワークショップ・考具」「アイデア・バイブル ワークショップ ミニ&プラス」からいただいたご質問にお答えします。
もう10年以上やってるので、実はいくつか「被り」もあります。あしからず・・・。

Q298:イチからやり直すベストなタイミングは?

Q:あまり良いアイディアが集まらなかった場合、今あるアイディアを修正していくのと切り口を少し変えて一からアイディアし直すのとはどちらが良いのでしょうか?

A:レッドオーシャンな市場においては、アイデア出し(持ち寄り)一回だけで済むケースは少ないと思います。仕事の現実では、集まってきたアイデア(選択肢)をある程度ジャンルに分けることが多いかと思います。アイデアはまだ単なる選択肢なので、二軸で整理する必要は必ずしもありません。ジャンル分け、ぐらいで十分。
すると「アイデアが少ない/ないジャンル」が見えてくるので、次回はそこを考えてみよう、と指示が出されるかもしれませんし、「このジャンルは可能性ありそう。でも、もうちょいバリエーション出してみよう!」と深掘りに行くケースもあり。または「こういうジャンルのアイデアって、ないの?」と新たなお題を振ってみる、も。そのあたりの差配はリーダーのお仕事です。

Q297:「言い換え力」を伸ばす訓練

Q:「言い出し」と「言い換え」の言い換え力を伸ばすにはどのような訓練が必要ですか?

A:「云い換え」≒「パーツの交換」です。普段目にする、耳にするモノ・コトに含まれるパーツ/属性を入れ換えてみれば、即それが訓練に。目にした看板の「色」を赤から緑に交換する、駅の発車ベル音楽を他の音源に交換する。交換するには、交換する対象と、入れ換えるための新素材とが必要になります。自分が知らない音源には入れ換えられません。だから音源の「仕入れ」のために時間とお金とを使うようになるはず。それも訓練の一環でしょうか。

Q296:他者のアイデアを良いと思わなかった時

Q:他者のアイディアを良いと思わなかった時の気持ちの持ち方は?

A:そのまま、でよろしいのでは。もしそのアイデアが選ばれたとしたら、「へ〜」と思いつつ、何故かを知り、自分の価値観に取り込んでください。

Q295:いったん忘れてみる

Q:納得できるアイディアが出てこないときは?

A:いったん他のことをして、表層的には忘れてしまってください。

Q294:出口の見えないアイディア出し

Q:アイディア出しは一回一回で終わりが見えないように感じました。どこで区切りをつければいいですか?

A:本質的には「いいアイデアが出るまで」ですが、現実には「締め切り時間」でしょうね。

Q293:考えるというスポーツ

Q:好きなジャンルのネタを集めたり、吸収するのは出来るけど、興味のないジャンルネタはどのように接していますか?

A:好奇心をちょっとだけ持ちながら、「外れを覚悟する」です。中学高校の部活と違って、考えるというスポーツには、鬼コーチがいないケースがあります。なので「無理矢理やらされているウチに、だんだん面白くなってくる経験」を積みにくいのが難点です。

Q292:アイデア出しに大切なコト

Q:アイディアを出す時に大切にしていることや気を付けていることはありますか?

A:数を出す。わがままに出す。以上です。

Q291:アンテナの立てどころ

Q:体験と経験を身につけるには、何をすれば良いのか。アンテナを張り巡らせることが重要なのか?

A:自分の時間とお金に対して意識的になること、でしょうか。「なんとなく」や「いつも通り」や「みんながそうだから」ではなく。

Q290:アイデアの半分はやさしさでできてる?

Q:アイディアを出す際、普通は思いやりを入れるのだろうけれど、わがままが一切なくなったら、特に珍しくもないものが生まれてしまうけれど、2つをどのくらいの割合で意識すれば良いのか気になりました。

A:最初からバランス良く、は六つかしいです。まずは「わがまま・だけ」。次に「思いや」る。結果としてバランスが取れる2ステップがよいのでは。

Q289:おっ!と思うタイトル

Q:聞く人に興味を持たせる「タイトル」の付け方のコツを教えてください。

A:短ければいいのか? といえばそうでもないのが不思議なところです。書籍のタイトルを探すと、長くてもいいタイトル、って結構あります。読みたい、と思った書籍のタイトルを虚心坦懐に「写経」してみるのも練習でしょうか。長短に関わらず、よい見出し、タイトルを書けるようになるためには、数をある程度こなすしかありません。スポーツです。

Q288:思考ツールのデメリット

Q:思考ツールを使うことのメリット・デメリットなど。

A:メリット=比較的楽に、数を出すことができる。
デメリット=ツールを使いさえすれば、いいアイデアが出る、と誤解をする。

Q287:人格をとっかえひっかえ

Q:アイディア出しの際、性別などの先入観が0%無いと言えますか?

A:最初はあるでしょうね。それを乗り越えていろんな人格になって、時には動物やら植物やらにもなって考えられるのが、プロフェッショナル。

Q285:制約条件から生まれるアイディア

Q:制約条件からアイディアを生み出した方が良いこともあるのでは?

A:ありますね。
ただ、制約があろうとなかろうと、「わがまま」に考える≒選択肢を出す、のルールは変わらないと思っています。

Q284:お題に興味がもてない

Q:企画のお題が自分にとってなじみのない、またはまったく知らないものの場合はどのように始めたらよいですか?

A:もちろん研究、勉強、体験します。
かとうは最近、マイハイヒールを買いました&室内で履き慣らしをしてます。

Q283:誰が出す?面白いアイデア

Q:新しい、面白いアイディアを出す人は、仕事の中で同じ人間が多いのか?

A:一人ひとりが「出すんだ」って決意と行動とが必要じゃないでしょうか。

Q282:消えていったアイデア

Q:たぶん、世の中には、アイデアとして生まれたものの、実現する術がなく、消えていったアイデアがたくさんあると思う。今回のWSと直接関係ないが、〝いかに実現するのか?〟の手法が確立されるべきだと思った(具体化はその入り口)。

A:ですね。名馬と名伯楽。

Q281:アイデアが広がりすぎるとイノベーションが起こらない?

Q:わがままから入るので、広がりすぎること、ありますか? 課題設定や判断基準の設定でクリアするのでしょうか?

A:広がり過ぎるぐらいでOKじゃないでしょうか。選ぶ時に、あまりに遠いアイデアはピックアップされないでしょうから。選択肢の数はいくらあっても歓迎です。イノベーションが欲しいのなら、ですが。

Q280:ブレスト中、ネガティブな人がいたら…

Q:ブレストしていると、ネガティブ/否定的な意見を言ってくる人が現れることがあるのですが、そういった場合にどう対応すれば良いですか?

A:ブレーンストーミングもひとつのスポーツ競技です。
よって、ルールを知らない人がいきなりプレーすると、そりゃミスします。ゲームの開始前にルールを教えて差し上げるか。あるいはゲーム中に、レフリー(≒ご質問者さま)が、笛を吹いて指摘してあげるか。
面と向かって非難するといろいろ問題があるでしょうから、ネガティブな意見に続けて「それは、●●●ってことですかね〜」と否定じゃなくて、別の選択肢に「云い換えてあげる」テクニックもあります。

Q279:部下が上司の意向を汲みすぎてしまう……

Q:部下と一緒に仕事する時、こちらの意向を予想してアイデア、企画を出してくるのですが、もっと自由に出してもらういい方法がありますか?

A:意識から変わってもらうと嬉しいですけど、なかなか・・・でしょうね。
例えばですが、「自分らしくないゴールイメージをあえて提示する」。
「こんな感じかな〜?」とご自身の意向とは違うイメージを出して〝誤誘導〟。
一つだけじゃなくて複数あると、よりバラけて好いんじゃないでしょうか(笑・・でもマジ)。