カテゴリー: Q&A

「考具」を中心とする拙著の読者みなさん、そして「ワークショップ・考具」「アイデア・バイブル ワークショップ ミニ&プラス」からいただいたご質問にお答えします。
もう10年以上やってるので、実はいくつか「被り」もあります。あしからず・・・。

Q325:「脱ぐ」を全員に根付かせるには

Q:利害関係や評価がある場で自分を脱ぐ概念を全員に根付かせるにはどうすると良いか? もはや他人を変えるのは難しいので自分を変えるしかないでしょうか? 嫌われる勇気的に。他人からの見え方は気にしない自分になるなど。

A:おっしゃる通り、脱ぐのはかなり大変(恥ずかしい)。ので、例えばですが「脱ぐところは宿題にする」から始めるのも手かと。アイデアスケッチを描く段階は個人それぞれ。それを持ち寄るところからミーティングに。など。
 とはいえ、みなさんご自身の本業でいきなり脱ぐのはさらにハードルが高いです。そこを緩和する目的もあって、8時間コースの「ワークショップ考具」ではアイデアを出すお題を、「本業からはズラす」でやっています。ちょっとは脱ぎやすくなります。さらに終日やってますと「脱ぐ」行為を何度か繰り返す、他の人の脱ぎっぷりを見ることになるので、夕方になると「知的ヌーディスト海岸」になっていく感じです。
 話もどって会社でやるなら、誰かが脱いでも、「あれ? それでも大丈夫じゃない?」という環境を形成できるか、かもしれません。

Q324:ストック方法、脱ぎやすさ

Q:出てきたアイデアのストック方法、自分を脱ぎにくい人が脱ぎやすくするには?

A:WS中にも申し上げたかと思いますが、かとうは「アイデアは在庫できる」派です。なので記憶しておくか、記録しておくか。デジタル/アナログは個人のお好みでよろしいかなと。一例ですが樋口健夫さんの「アイデアマラソン」という方法もありますし、佐藤ねじさんの方法(「超ノート術」)もおもしろいです。
  ・アイデアマラソン http://www.idea-marathon.net/index.html
  ・佐藤ねじ さん http://www.nezihiko.com/works/web.html

Q323:企画として通そうとするとつまらなくなる

Q:いいアイデア、イノベーティブなアイデアも企画として通そうとするとつまらないものにおちつきがちになってしまいます。。

A:ですよね。つまらないものに劣化してしまう場合は、そもそものアイデアが実は大したことなかった、と考えるようにしています。悔しいですけど。

Q321:慣れたら企画を先に考えてしまう?

Q:練習していくうちに(経験を重ねるうちに)企画になるかどうかを考えてしまいそうだがそうなってしまわないか?

A:できるだけ考えないようにする練習をする、ってことでしょうか。

Q320:言葉に表したその先は?

Q:抽象的に浮かんでいることが絵や言葉に表すことによって皆の共通認識となりますがその先どう進めていくのかもまだまだ未定ですよね?

A:リーダーの方、またある程度実務経験のある方なら、(まだボンヤリとしている)アイデア≒選択肢を見た段階で「これはこうなるな? そしたら新しいなあ」と見抜けます。なので、未定ながらも進めます。

Q319:インプットはどうするのが良い?

Q:アイデアの源泉になるインプットはどのように(どんな方法)でするのが良いか?

A:なんでもよいのでは。何が役に立つか分かりません。えーと、加藤昌治ってひとが「アイデアはどこからやってくるのか」(CCCメディアハウス)という書籍を出したばかりです。ここにインプット手法について書いてあるらしいです(笑)。

https://www.amazon.co.jp/dp/4484172046/

Q318:ファシリテートについて知りたい

Q:アイデアを出すのはよいが、そうは言ってもやはりまとめないといけないです。次回があるならファシリテートについても知りたいです。

A:アイデアについては NOTまとめる BUT選ぶ(≒他のを捨てる)だと考えています。ファシリテーションではなくて、選択。
 一方、「云い換え」プロセスではリーダー(≒ファシリテーター?)の役割が必要になるときがあります。加藤昌治ってひとが「チームで考える『アイデア会議』」(CCCメディアハウス)って本を出したばかりとのことで、ここに書いてあるそうです(笑)。

https://www.amazon.co.jp/dp/4484172038/

Q317:アイデア出しの最適人数は

Q:アイデア出しは何人くらいでやるのはベストか?

A:事情が許せば6人ぐらい説、と聞いたことがあります。でもそんな理想的なことは・・・なので、一人ひとりがたくさんたくさん出せるようにする、が近道ではないでしょうか。

Q316:選び出すフレームワークは?

Q:たくさんの選択肢の中から、いいものを選び出すのに労力がかかるとおっしゃっていましたが、そこはなにかまたフレームワーク手法はあるのでしょうか?

A:単純に、「たくさんの選択を見る&判断する」にも体力≒労力が必要です。フレーム云々の前に。考えるはスポーツ、です。

Q315:課題設定は具体的に?抽象的に?

Q:アイデアだしの為の課題を設定する際は、具体的に設定すべきか、抽象的に設定すべきか?

A:考える=選択肢を出す人たちが誰か? によって使い分ける、が一般解。「ゴードン法」のように、「真の課題を知らせずに考えてもらう」発想法もあります。

Q314:アイデア・企画を丸くされたくない

Q:アイデア→企画になる過程でどうしても丸くしたくない点ありますよね。どう戦いますか? かつ上司がセンス悪かったらどうふるまう(上司とセンスが合わなかったら)?

A:正攻法としては、「丸くしたくない理由」を語るべきかと。目の前にいる方が「なるほどね」と思っていただけないなら、その先も同じことですから。センスが悪い、については、「まあ、そういうことってあるよね」と捉えるべきじゃないでしょうか。実はとっても素敵なアイデア(選択肢)があったのに、それを選べずに負けるケース、結構あると思います。

Q313:いい換えのコツは?

Q:「いい換え」にコツやり方はありますか?

A:当てにいくと、たいがいは上手く行きません。とにかく数を出す。そこがスタートです。

Q312:時間とクオリティのバランスは?

Q:1つのアイデアを生み出す際の時間のかけ方と目指すクオリティーのバランスが難しい。効率がよいのはどんなバランスですか?

A:極論ですが「効率なんてない」と思ってます。あるのは「締め切り」。締め切りまで粘って、好いのが出なかったら仕方ない(その回は負け)、と考えてます。

Q311:思いをもった個人が集まらないと…

Q:アイデアや企画は個人から生まれるvsワークショップとアイデアソン、最近ワークショップとアイデアソンといった集合知がはやっている。しかし思った以上にとがったアイデアが出ていない印象、WSをやったことで満足? 思いをもった個人が集まらないとワークショップも難しいのでは? この点を聞かせてほしい

A:アイデアソンも、基盤にあるのは「個人の云い出し」。そして他人のアイデアを「云い換える」。集合知とは、個人技の集合というか集結というか編集というか。しかし一人ではたどり着けない可能性がある、のがミソかと。そしてトンガれない、のは脱げてないから、だと思います。思いも大切ですが、必要条件としては「脱げるかどうか」かな? と考える次第です。なんせ相当恥ずかしいことですから。

Q310:アイデア企業の文化とは?

Q:アイデアを創出するための企業・組織文化のつくり方、企画から入りがち

A:実際、アイデアを出すためには時間がかかります。インプットの時間、「云い出し」の時間、「云い換え」の時間・・・。それを織り込んだワークデザイン、端的に云い換えると「待てるかどうか」が文化なのかもしれません。

Q309:アイデアをためていくベストな手法とは?

Q:時間がない中でアイディアをためていく手法でベストなものがあれば教えてください。

A:ありません。人それぞれです。どんなプレースタイルにするか。それこそがアイデアパーソンとしての個性ですから。正解はないのです。

Q308:他者のアイデアを言い換える時のコツ

Q:ほかの人のアイディアを言い換えることに抵抗をなくすためにはどうすれば良いのでしょうか? メンタルを強くすることなのでしょうか?

A:面と向かって、発言で云い換えるのは難しいですよね。なので、お勧めは「紙に描く」。話合っているシーンでも、紙に描いて見せる。結構違います(ハードル下がります)よ。発言と発言者とを分ける、は効果的です。視線が交わらないだけで、違います。お試しあれ。

Q307:アイデアが本題から外れた時は?

Q:アイディアが本題とかけ離れた時に結び付けることはできますか?

A:大外し、もあります! 全部が全部は結びつきません。それでも出す! です。

Q306:いいアイデアを台無しにしないための心得とは?

Q:アイディアを企画に整えていく段階で注意すべきことはありますか? せっかくのアイディアを台無しにしないための心得はありますか?

A:残したい価値、を明確にした上で、実現性を追求していく、のプロセスです。丸めることを畏れずに。しかしアイデアは残しつつ。譲るところと譲れないところを、云い出しっぺ、であるあなたがどこまで自覚&把握しているか。そしてその価値をチームメンバーおよび上司と共有できていいるか、でしょうか?