カテゴリー: Q&A

「考具」を中心とする拙著の読者みなさん、そして「ワークショップ・考具」「アイデア・バイブル ワークショップ ミニ&プラス」からいただいたご質問にお答えします。
もう10年以上やってるので、実はいくつか「被り」もあります。あしからず・・・。

Q098:短い時間でもアイデアを出し、企画を作れるようになる?

Q:「ワークショップ考具」では一日を使うことができましたが
  実際にはそんなにいっぺんに時間を割くことはできません。
  短い時間でもそれなりにたくさんのアイデアを出し、企画を作れるようになるのでしょうか?
  (東京都・Kさん)

A:
なります(と信じています)。
普通の仕事も熟練すると作業スピードが上がるじゃないですか。同じだと思います。
  (かとうまさはる) 

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Q097:私は○○○と考える人、とゴールを作ってしまうのは?

Q:私は○○○と考える人、とゴールを作ってしまうのは、
  考えの柔軟性がなくなってしまう危険はないのでしょうか。
  (神奈川県・Uさん)

A:
その○○○にどんな言葉を入れるか、ということですね。
石積みをしている人に「何を作っているのですか?」と聞く話がありますが、あれです。

(かとうまさはる) 

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Q096:アイデア出しで最重要視するは質? 量? スピード?

Q:アイデア出しで最重要視することは? 質? 量? スピード?
  (神奈川県:Kさん)

A:
もちろん全部です。質に関しては全部がヒットである必要もないし、それは大変でしょう。
ただ自分が「ダメ案」と思っていても、それが他人にとっては大ヒントだったりもします!
あるいは自分にとっても。
頭の中で殺すのは禁止。とにかく描いてみる。描いてみて、打ち合わせに出す出さないはまた判断すればいいのです。当初は全部出す、ぐらいがいいと思います。アイデア生死の与奪件(物騒ですね)はディレクターに預けて、まずは選択肢を出すことに徹するのが吉かと思います。
(かとうまさはる)

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Q095:どうしても煮詰まったときはどうする?

Q:どうしても煮詰まったときはどうする?
Q:煮詰まって枯れてきた時、
  再び活発にアイデアを出せるようなリフレッシュ法が開拓できないか? と感じました(再具?)。
  (東京都:Mさん、Oさん)

A:
煮詰まった、といえどアイデア偏差値50ちょいは出すのがプロフェッショナルでしょう(笑)。
と云いつつ現実には煮詰まるので、
1)後でまたやる
2)他の事(仕事/仕事以外)に逃げる ですね。

よきアイデアが最初に出るタイプ、途中に出るタイプ、最後に出るタイプとありますので、その辺の「自分の癖」は知っておいて損はないでしょう。「きっと最後に捲くるから大丈夫」と意味のない自信も大切です、たぶん。

WSでも感じてもらえたと思うのですが
「とにかく手/頭を動かしている」と、そのうちほどけて来る確率は高いと思っています。そうやって「たぐる」、あるいはジタバタするのも大切かな・・と。ナンにせよ、描いたアイデアスケッチのうちの大半は「くだらない」ので、安心してお馬鹿なスケッチから始めるのも一興かと。
(かとうまさはる)

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Q094:やっぱりセンスもある?

Q:Bigideaって、たくさんのアウトプットのうちの一つだけどやっぱりセンスもある?
  センス=才能? 多くのアウトプットで訓練できる?
  (東京都:Hさん)

A:
フリーでやられる方、あるいは名前を成す方のレベルではセンスも必要でしょう。トッププロですよね。サラリーマンとして食べていくレベルであれば、訓練でいける、と個人的には思っています。自身の好き嫌い、向き不向きはあるんでしょうけれども、少なくともそれだけのポテンシャルはあるんじゃないかと。
  (かとうまさはる) 

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Q093:「無難な企画で提出=妥協するとき」ありますか?

Q:「無難な企画で提出=妥協するとき」ありますか?
  (千葉県:Jさん)

A:
勘違いして欲しくないのは、最終的に無難な企画でプレゼンテーションすることと、途中過程において無難なアイデアを出すこと、との違いです。途中は無難でなくて好いです。アイデアと企画とを分けよう、我がまま→思いやり、と口酸っぱく主張するのは、最初から丸めてしまう人が多いからでもあります。
さ、アイデアパーソンにそれはナシ、で参りましょう。
(かとうまさはる)

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Q092:やっているうちに“アイデア”が何だったのか忘れてしまう・・

Q:やっているうちに“アイデア”が何だったのか忘れてしまう・・・
(埼玉県:Tさん)

A:
慣れもあると思います。
アイデアはわがままでいい、企画になってなくていいと云われても、ついつい「企画的に整えてしまう」ケース、結構あるのではないでしょうか。徐々に、じょじょに。また「こんな馬鹿なこと云ってしまっていいのだろうか・・」も、はまりがちな壁です。アイデアはお馬鹿OK! その壁、壊してください。
(かとうまさはる)

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Q091:同じお題に対して、どうして人それぞれの答えがある?

Q:10人いれば10人の答えがある。
  それは人間だからと言えば簡単ですが、なぜ10人各々の答えがあるとお考えですか?
Q:同じオリエンでなぜこうも解が変わるのか? 個人の育ち? 経験? 趣味? の違い?
 
  (東京都:Uさん、Yさん)

A:
それぞれ違う人生を生きているからだと思います。
ただマスメディアなどを通じて形成されている世論というものがあり、「大枠」は共通しているので社会が成立しているわけです。だから、一つのアイデアに対してある程度のボリュームとしてで人間は共感もできる。またどんなに売れたといっても、すべての人が購入する商品・サービスもほとんどありません。アイデアについても同じこと。「全員に受ける企画はない」
「かとうには考えつかない企画も山とある。でもかとうにしか考えられない企画もある」と思うようになってから、ずいぶん楽に考えられるようになりました。

ちなみにかとうは「レシーブ系」。出てくるアイデアは地味目です。
そういう意味では実生活とある程度リンクしてるんでしょうね。
 (かとうまさはる)

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Q090:アイデア出しって単なる言葉遊びになる危険性はない?

Q:アイデア出しって単なる言葉遊びになっちゃう危険性はありませんか?
(神奈川県:Wさん)

A:
あると思いますが、それもそれでよし、ではないかと。
途中がどうあれ、最終的にいいアイデアにたどり着ければいいので・・と考えませんか。
(かとうまさはる) 

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Q089:何をもって自分の知識を増やすべきなんでしょうか?

Q:深く掘り下げた趣味などがない人は、何をもって自分の強みとして知識を増やすべきなんでしょうか?
(東京都:Jさん)

A:
思いっきり「生活者する」することなんじゃないでしょうか。
深さだけではなく浅くても幅の広さ、で勝負するのもアリでは。深夜でも「生活者する」のは可能かな・・と。
例えば「アカデミー賞を獲った映画は全部見た。作品賞だけじゃなくて脚本賞もね」など。
映画評論家にはなれなくても「ホントに見たことのある強み」はどこかで(しかも割にすぐ)役立つのではないかしら、と思います。

かとうもここ1ヶ月ぐらい、ここ数年間のお笑い芸人さんたちのDVDを見てます。
自分がいかに「生活者」していなかったかを知り、呆然としながら見てます。

(かとうまさはる) 

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Q088:カラーバス、見つかりすぎてしまいました。

Q:カラーバスは意外とむずかしかったです。どうすれば上手くできるのかな、と思いました。
色が見つかりすぎてしまいました。
(東京都:Oさん)

A:
見つかりすぎ・・赤とか行っちゃいましたか?
(日本の街は赤が多いですね)

全部をメモるのは大変ですが、1ー2回はやってみてください。慣れてきたら指差確認ぐらいでもOKです。色につられて見たモノが基点となって、1分前にはまったく考えもしなかったような記憶の循環が始まったり、調べてみたいことが発生したら、もう効果バッチリです。そうした「たぐり」の端緒になればいいのではないでしょうか。

(かとうまさはる) 

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Q087:自分のアイデアが意外と好評だった時に・・・

Q:自分がそこまで面白くないかも、と思っていたアイデアが意外と好評だった時に、その後の企画作業や提案へと続く際のモチベーションをどう保つ?
(東京都:Aさん)

A:
「お、そうなんだラッキー」じゃダメでしょうか?
自分が好きな企画/自分が考えた企画/他人が考えた企画・・それぞれに「自分らしさ」を込めることは可能だと思います。最初が自分のアイデアでないとやる気でない・・・のはプロではない気がします。「仕事」とは人≒複数人数でやるものです。

(かとうまさはる)  

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Q085:偏った思考ってダメ?

Q:偏った思考ってダメ?
  (東京都:Uさん)

A:
基本的には好いと思います。
ただ場合によっては、大勢で考えられるような余裕がないかもしれません。となると数名、あるいは自分だけで考えるとなれば「ど真ん中も考えられますよ」になっているのがプロフェッショナルかと。

真ん中も、端っこも、の両方で考えられるのなら、頼む側としては安心感ありますよね。若いうちは突き進むのもいいでしょうし、環境が許してくれるならば “孤高のアイデアパーソン”も悪くない・・・かも。

(かとうまさはる)

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Q084:5Wに置き換えられない企画はダメですか?

Q:5Wに置き換えられない「企画」はダメですか?
 (東京都:Nさん)

A:
「アイデア」は必ずしも5Wを(まだ)網羅していませんが、「企画」は網羅しているはずです、重要度は違うにしても。アイデア/企画の言葉の使い分けは、かとうの勝手方式ですが、概念≒考えるステップとしては、他の方法とも共通していると思います。
 (かとうまさはる)

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Q082:方向性は経営者が決めるべきであると思っています。

Q:
中小企業の経営者として意見決定方針を決める場合も「WS考具」のような方法でスタッフの意見を集約した方がいいのか?
個人的には、方向性は経営者が決めるべきであると思っています。
(京都府:Gさん)

A:
選択肢を出すのが部下の仕事、決定をするのが上司(経営者)の仕事。
集約、という言葉をどう捉えるかですが、妙にまとめる必要もないのではないと思います。
むしろ選択肢としてはそれぞれの個性、幅がある方がいいわけです。
意見を集める=集まった意見のどれかを採用する、あるいは集まった意見の最大公約数を決定事項とすることではない、ということです。
(かとうまさはる)

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Q081:企画書にはどこまでの内容を入れたらいいのですか?

Q:
Workshopでは、アイデアをまとめる方法・コツをもう少し聞きたかった。
企画書にはどこまでの内容を入れたらいいのか、よく分からないままでした。
どの程度まで書けたら(伝えられたら)いいのですか?
(京都府:Mさん)

A:
WSではアイデアの企画化、についてはあまり時間を割けませんでした。
このプロセスが「作業」に近いと思っていることもあります。企画「書」に盛り込まれる情報の“詳しさ”は千差万別です。WSで手を動かしてもらったように一枚きりの場合もあれば、200ページを超える大作もあります。その辺はケースバイケース、としか云いようがありません。

が、肝心なのは実施された場合の全体像が提案側にイメージできて、それが示されていること。
WSで行ったワークでは「ビジュアライズ」のパートです。全体を想像≒創造できるチカラ、がアイデアの企画化には必須だと思います。

(かとうまさはる) 

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Q080:生みだす苦しみが続くとき、どんな事をしますか?

Q:生みだす苦しみが続くとき、どんな事をしますか?
(京都府:Eさん)

A:
考えることは、いつでも並行してあるのが通例です。オンとオフを含めて。
一つのことに行き詰まったら他のことを考えることで逃げつつ(笑)、ナナメに前に進むことでしょうか。もちろん現実逃避の気分転換もします。

あとはかすかな手がかりを求めて、本を読んだりDVDをみたりのインプット系の何かをしてみたり。求めよさらば与えられん、とはよく云ったもので、ジタバタしていると、何か見つかるから不思議です。

(かとうまさはる) 

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Q079:どこまで粘りますか?

Q:
アイデアを考えるとき、達成感があって納得がいくということはあまりないと思います。
どこまでギリギリ粘る(粘れる)のでしょうか?
(京都府:Eさん)

A:
時間の許す限り、粘ります。それがプロ。しかし・・時間切れ、も時折はあります!
全戦全勝、とはいきません。「打率/勝率」という視点で評価するのもまたプロだと思っています。

(かとうまさはる) 

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