カテゴリー: Q&A

「考具」を中心とする拙著の読者みなさん、そして「ワークショップ・考具」「アイデア・バイブル ワークショップ ミニ&プラス」からいただいたご質問にお答えします。
もう10年以上やってるので、実はいくつか「被り」もあります。あしからず・・・。

Q314:アイデア・企画を丸くされたくない

Q:アイデア→企画になる過程でどうしても丸くしたくない点ありますよね。どう戦いますか? かつ上司がセンス悪かったらどうふるまう(上司とセンスが合わなかったら)?

A:正攻法としては、「丸くしたくない理由」を語るべきかと。目の前にいる方が「なるほどね」と思っていただけないなら、その先も同じことですから。センスが悪い、については、「まあ、そういうことってあるよね」と捉えるべきじゃないでしょうか。実はとっても素敵なアイデア(選択肢)があったのに、それを選べずに負けるケース、結構あると思います。

Q313:いい換えのコツは?

Q:「いい換え」にコツやり方はありますか?

A:当てにいくと、たいがいは上手く行きません。とにかく数を出す。そこがスタートです。

Q312:時間とクオリティのバランスは?

Q:1つのアイデアを生み出す際の時間のかけ方と目指すクオリティーのバランスが難しい。効率がよいのはどんなバランスですか?

A:極論ですが「効率なんてない」と思ってます。あるのは「締め切り」。締め切りまで粘って、好いのが出なかったら仕方ない(その回は負け)、と考えてます。

Q311:思いをもった個人が集まらないと…

Q:アイデアや企画は個人から生まれるvsワークショップとアイデアソン、最近ワークショップとアイデアソンといった集合知がはやっている。しかし思った以上にとがったアイデアが出ていない印象、WSをやったことで満足? 思いをもった個人が集まらないとワークショップも難しいのでは? この点を聞かせてほしい

A:アイデアソンも、基盤にあるのは「個人の云い出し」。そして他人のアイデアを「云い換える」。集合知とは、個人技の集合というか集結というか編集というか。しかし一人ではたどり着けない可能性がある、のがミソかと。そしてトンガれない、のは脱げてないから、だと思います。思いも大切ですが、必要条件としては「脱げるかどうか」かな? と考える次第です。なんせ相当恥ずかしいことですから。

Q310:アイデア企業の文化とは?

Q:アイデアを創出するための企業・組織文化のつくり方、企画から入りがち

A:実際、アイデアを出すためには時間がかかります。インプットの時間、「云い出し」の時間、「云い換え」の時間・・・。それを織り込んだワークデザイン、端的に云い換えると「待てるかどうか」が文化なのかもしれません。

Q309:アイデアをためていくベストな手法とは?

Q:時間がない中でアイディアをためていく手法でベストなものがあれば教えてください。

A:ありません。人それぞれです。どんなプレースタイルにするか。それこそがアイデアパーソンとしての個性ですから。正解はないのです。

Q308:他者のアイデアを言い換える時のコツ

Q:ほかの人のアイディアを言い換えることに抵抗をなくすためにはどうすれば良いのでしょうか? メンタルを強くすることなのでしょうか?

A:面と向かって、発言で云い換えるのは難しいですよね。なので、お勧めは「紙に描く」。話合っているシーンでも、紙に描いて見せる。結構違います(ハードル下がります)よ。発言と発言者とを分ける、は効果的です。視線が交わらないだけで、違います。お試しあれ。

Q307:アイデアが本題から外れた時は?

Q:アイディアが本題とかけ離れた時に結び付けることはできますか?

A:大外し、もあります! 全部が全部は結びつきません。それでも出す! です。

Q306:いいアイデアを台無しにしないための心得とは?

Q:アイディアを企画に整えていく段階で注意すべきことはありますか? せっかくのアイディアを台無しにしないための心得はありますか?

A:残したい価値、を明確にした上で、実現性を追求していく、のプロセスです。丸めることを畏れずに。しかしアイデアは残しつつ。譲るところと譲れないところを、云い出しっぺ、であるあなたがどこまで自覚&把握しているか。そしてその価値をチームメンバーおよび上司と共有できていいるか、でしょうか?

Q305:服をどう脱ぐかでアイデアは増やせる?

Q:服の脱ぎ方の具体例、パターンを教えてください。どう脱ぐかでどれだけアイディアを増やせるのでしょうか?

A:脱ぎ方は所詮、演出なので・・・基本的には服をたくさん持っている方がいいと思います。強いて云えば、ワンピースを「一枚の布」と云い換える、みたいな智慧はあるのですけど。結構な高等技です。

Q304:いいアイデアへ導くには?

Q:アイディアマンばかり集合すると「今までになかったこと」「奇抜なこと」みたいな方向性になりますか? いいアイディアへ方向づける指揮はどのようにしていますか?

A:本当のアイデアパーソンは、「シブいアイデアも出せる」のだと思います。奇抜なだけがアイデアじゃないです。お題に対して何が「好い」のか。はリーダーが最初に振り出すか、決定時に決めるかのどちらかではないでしょうか。最初に振り出してしまうと返って硬くなりがちなら、最初は自由に振り出すのが吉かと。

Q303:センスも経験値で上がるもの?

Q:自分の経験からアイディアが出て、それを企画にし、実現に導くわけですが、それは経験値で確率は上がるものですか? それともセンスも関係がありますか?センス=経験・体験で磨けるものですか?(ちなみに企画が苦手だと思っています)

A:上がります。自分はそう信じてます。センス、ないよりあった方がいいですけど、天から振ってくるモノでもないので、悩んでいる時間があったら本でも読んだ方がいいんじゃないかと。後は数。考える、はスポーツなので、反復練習するとそれだけ上達します。

Q302:アイデア出しで思考停止。。打開策は?

Q:ワークショップ中にいざ考えるとなると思考が停まりがちになるのですが、そのような場合の打開策はありますか?(考えないと、と思うと焦りも出てきて、悪循環に陥りがちです)

A:煮詰まったら、「目の前にすでにある企画を機械的に云い換える」からスタートしてみてはいかがでしょうか。WSでもお伝えしましたが、アイデアなんてほとんどがクダラナイ、ツマラナイ、どーしよーもない、のばっかりです。一度「それって砂金探しみたい」と云われてなるほど!と思いました。

Q301:自分の好みで体験すると偏るかも?

Q:「体験しに行く」時、結局自分の好みで体験(しに行く内容もピックアップする内容も偏ってしまう)してしまっても良いのでしょうか? それも含めて「自分らしさ」でOKですか?

A:体験しに行く時、はもう自在に。それこそがアイデアパーソンの個性につながりますから。自分の「らしさ」とお題が求めるアイデアの性格には違いはありますよ。でもそりゃ仕方ない。お題とあなたとの相性、あります。だから複数で考えているという代替策があるわけで。プロとしてはある程度の〝ど真ん中なアイデア〟は出せるとしても、それにプラスして個性があることの方が大事じゃない? と考える派です。
一方、選ぶ際には、客観的/顧客的な視点が必要になってきます。WSでご呈示したような商品軸=売る側がお客を選ぶモデルは別として。ブランド、ってなんだっけ? な議論にもなりますが、業種業態としてどれだけの顧客数が必要なのか、がベースになるのでしょうか?

Q300:自分の体験を引き出すトレーニング法は?

Q:自分の体験=すでに知っている要素⇒アイディアの基になるということがよく分かったので色々と挑戦してみたいと思います。その中で「すぐに出てくる要素」を増やすトレーニング法はありますか?

A:大きくふたつ。まずは要素の仕入れを増やすこと。母集団の広さと対応力とは基本的に比例するはずです。そして、仕入れたネタを「思い出す練習」をすること。記録をつけるなんてことも含めて。日記、家計簿、レシートの保存・・・なども方法でしょうか。後は「人に話す」。聞かされる方は迷惑かも知れませんが。独り言としてのノート記載やブログほかSNS記載もトレーニングになるかもですね。

Q299:選択軸が明確にならない場合の対処法

Q:選択軸が明確にならない場合の対処法はありますか?

A:軸だけ、を抽象的に議論しても仕方ないので、対象としている商品・サービス、あるいは事業がどのステージにいるのか、もセットで考えるべきじゃないでしょうか。

Q298:イチからやり直すベストなタイミングは?

Q:あまり良いアイディアが集まらなかった場合、今あるアイディアを修正していくのと切り口を少し変えて一からアイディアし直すのとはどちらが良いのでしょうか?

A:レッドオーシャンな市場においては、アイデア出し(持ち寄り)一回だけで済むケースは少ないと思います。仕事の現実では、集まってきたアイデア(選択肢)をある程度ジャンルに分けることが多いかと思います。アイデアはまだ単なる選択肢なので、二軸で整理する必要は必ずしもありません。ジャンル分け、ぐらいで十分。
すると「アイデアが少ない/ないジャンル」が見えてくるので、次回はそこを考えてみよう、と指示が出されるかもしれませんし、「このジャンルは可能性ありそう。でも、もうちょいバリエーション出してみよう!」と深掘りに行くケースもあり。または「こういうジャンルのアイデアって、ないの?」と新たなお題を振ってみる、も。そのあたりの差配はリーダーのお仕事です。

Q297:「言い換え力」を伸ばす訓練

Q:「言い出し」と「言い換え」の言い換え力を伸ばすにはどのような訓練が必要ですか?

A:「云い換え」≒「パーツの交換」です。普段目にする、耳にするモノ・コトに含まれるパーツ/属性を入れ換えてみれば、即それが訓練に。目にした看板の「色」を赤から緑に交換する、駅の発車ベル音楽を他の音源に交換する。交換するには、交換する対象と、入れ換えるための新素材とが必要になります。自分が知らない音源には入れ換えられません。だから音源の「仕入れ」のために時間とお金とを使うようになるはず。それも訓練の一環でしょうか。

Q296:他者のアイデアを良いと思わなかった時

Q:他者のアイディアを良いと思わなかった時の気持ちの持ち方は?

A:そのまま、でよろしいのでは。もしそのアイデアが選ばれたとしたら、「へ〜」と思いつつ、何故かを知り、自分の価値観に取り込んでください。

Q295:いったん忘れてみる

Q:納得できるアイディアが出てこないときは?

A:いったん他のことをして、表層的には忘れてしまってください。