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■notes219 アイデアスケッチ、と名付けた理由

アイデアスケッチは「書く」ではなくて「描く」と表記しています。そして、スケッチは、絵画やデザインで使うスケッチ、と同じ意味。スケッチって、何本も何本も何本も・・・線を描いて、その「後」で「これや!」の一本を決めます。

アイデアも同じで、最初にたくさんのアイデア≒選択肢を描いてから、これぞの一案を選ぶ。この流れは同じです。だから、アイデアはスケッチのように、たくさん描く。

さらには、これもまたスケッチと同じ様に、「似たような、でもちょっとずつ違うアイデア」もアイデアスケッチとして描くべきです。ABC・・・に加えて、A、Aダッシュ、Aダッシュダッシュ・・・。ちょっとの違いは別アイデア、です。

■notes218 コアな「W」があるかないか。

アイデアはまだ企画ではないので、5Wの全てが入っているわけではありません。
その代わり、アイデアのアイデアたる所以であるWがあります。

Who=人物なのか、それともWhen=タイミングや、頻度なのか。

そのコアな「W」を企画になる段階まで、あるいは実施の段階までキープできるかどうか。
頑張れないと、フツーの企画になってしまいます。

ご注意を。

■notes217 アイデアにおける「わがまま」とは、「利他性をもった自己中心的な施策」と同じ

 ではないか? とお師匠さん、そしてベテラン編集者さんと議論をしていて教えてもらいました。なるほど〜。まったくその通り! 私腹を肥やしたい、などの「邪なわがまま」はどこかで淘汰される、ダメ出しされると思っていますが、ヨコシマ=利己的でかつ自己中心的なアイデアってことですものね。

■ notes216 考える、体力。

は、いわゆるフツーの体力とは別物。
やはり鍛えていかないと、ある一定以上の「考え続ける」という競技(試合、かな?)を成立させるには体力不足になるようです。

とはいえ、日常生活の中で十分に体力作りはできるので、
大丈夫です。

■ notes215 企画にも感想戦。

とある人気漫画を読んでいて
「将棋や囲碁のように、練習でもひとつ試合が終わったら、
必ず感想戦をする」ことで強くなる、のくだりに出逢いました。

おお! これいいかも!

よかったことは、先にも横にも。
つまりこれからも使うし、ヨコ展開して他の人にもお裾分け。

わるかったことは、ここまで、ここ止まり。
自分でも使わない、人にも使わせない。

企画を出して、やってみての結果が出た後の感想戦。
トライしてみる価値、ありそうです。

■ notes214 新しいワークショッププログラムができました。

先日ご協力を募った「ワークショップ考具・はんぶん」を経て、おかげさまで新しいワークショップのプログラムを開発。一度実施をさせていただきました。「はんぶん」にご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 で、新しいWSの名称は「選ぶ&選ぶワークショップ(仮)」

 「ワークショップ・考具」では、アイデア出しから企画にまとめるところまで、が基本形。その後いただくギモン質問では「で、出した企画はどうやって選ぶんじゃ!」を数多く戴いておりました。
 ご要望に対応するべく、「WS考具」の延長版として「選ぶ」パートを追加したバージョンは開発済みだったのですが、今回は「選ぶだけ」に特化した版をまとめてみました。2時間〜2時間半程度の所要時間でなんとか行けそうです。

 対象としては、選ぶ人専用、ですね。需要少なそうだな・・・(苦笑)。

■notes212 読書に二種類。

自分がその時までに各所で溜めていた体験や知識を整理する役割をしてくれる読書と、知らなかったことを刺激として注入してくれる読書と。

もちろん、どちらも必要で大切ですよね。

かくして積ん読が増えていきます。

■notes210 言葉の硬直性に注意。

水平思考の本を読んでいて、
文中に「言葉の硬直性が、ものの見方の硬直性につながる」の一節。

そこから離れて自由になるには、視覚的イメージでものを考える、とも。

うーむ。確かに。なるほど。その通り。

語彙は多い方がいいんだな、と改めて得心しました。

辞書をもっと使うこと、
ついでに英語の単語帳をもう一辺、引っ張り出さなければ。

■notes209 打ち合わせ と 会議 と ミーティング

辞書的な定義ではありませんが、
・打ち合わせ = 参加者が何か(アイデアなど)を持参する
・会議 = 情報共有が目的
・ミーティング = その辺あいまい

な使い分けをしています。個人的には。だから「打ち合わせ」には事前準備が必要。アイデアスケッチを打ち合わせ前に描いておくのが基本です。時間がなくて、その場で出す、なんて緊急避難もありますが・・・。

■notes208 打ち合わせの場では、とにかく選択肢を。

先日、「やっぱり複数名で話していると、いい結論になるかもね?」という話になりました。そんなチームの特徴は、話の中で、たくさんの選択肢が出ていることじゃないでしょうか。

チームで打ち合わせされるときは、
正解ではなく、選択肢を(ある意味で無責任に)口にする、が吉かと。

きちんと議論を踏んでいるチームであれば、
よい選択肢が出てきた時には、スッと選べると思います。

■notes207「アイデアをブラッシュアップする」が意味するのは(2)

その2です。こちらは「アイデアを企画化する段階」での工程を指しているのかな、と。アイデアが企画として成長していく、より補強されていくステージ。
 アイデアはまだ企画ではありませんから、アイデアは突っ込みどころ満載です。いわば穴だらけ。だから企画として詰めていく=整えていく工程が必ず必要になります。
 この段階でも、サイズはだんだん小さくなっていきますが、アイデアが求められます。最後の最後は「アルバイトが一人確保できない分、どうしようか」なんてことも含めて、要アイデア=選択肢。

時間を「線」でみるか? 「塊」で見るか?

■notes206「アイデアをブラッシュアップする」が意味するのは(1)

「アイデアをブラッシュアップする」が意味するのは(1)

 二つ意味がありそうだなと。
 まずひとつめ、ブラッシュアップとは「云い換え」なんじゃないかな、と考えています。つまり最初のアイデア(原石アイデア)を構成するパーツを、他の素材に入れ換える、交換することで、原石アイデアをさらに好くすることを意味しているだろうからです。
 個人的には、「さらに好くする=別アイデアが生まれる」なイメージですが、そこは〝周囲への配慮〟ってことでしょうか? 別の、と云ってしまうと「原石アイデアの否定」に取られがちなのは現状日本のビジネス文化でしょうから。

■notes205 「収束する」って単語をなるべく使わないように

しています。

収束イコール合体、なイメージが勝手ながらあるからです。

複数のアイデアを単純に合体させてしまうと、いつの間にか特長のない「アイデアがあるんだろうけど見えない企画」になってしまうリスクあり。

結果的には、いくつかのアイデアが盛り込まれることになるケースもあります。

が、メインのアイデアはなに?をハッキリさせることが大事だと考えてますので、あえて「選ぶ」もしくは「ピックアップする」と云ってます。

■notes204「考え続ける体力」ってあるな〜と痛感。

 ワークショップでは、参加者の皆さんに「既存の要素」を思い出してもらうワークや、アイデアスケッチを描いてもらうワークをやります。5分ということはなくて、15分以上、ときに30分ぐらいの個人作業時間を取ります。あっという間に時間が来ちゃったと思う方がいる一方で、これがなかなか長く感じる方もいらっしゃいます。
 
 単純に慣れの問題だと思うのですが、一人で考え続けることに耐えられない。パッパッとアイデアが出てくるかというと、そうでもなくて・・・やっぱりアレコレ思考を巡らせないと、出てこないのが実際。

 考え続ける体力、ってあるんですね。他のスポーツと同じ様に、カラダの捌き方だけでは試合を全うできない。要・基礎体力。「考える、はスポーツ」だとお伝えしていますが、こんなところもそうだなあと。

■notes203 美術展でキュレーターのお名前がすぐ分からないのって

 もったいないな、と思うようになりました。日本って「●●展」がいつも開かれており、いつ何時でも何処かの名画をミル機会がある素敵な場所です(気になっている展覧会をぜんぜんカバーできていませんが・・・)。先日もA展とB展、ふたつを同日にハシゴしてきました。

 で、ふと気になったのがキュレーター/学芸員の方のお名前のあるなし。会場出口にて販売しているカタログの奥付(最終ページ)には当然掲載されているのですが、会場入り口に置いてある、「展示作品一覧」(というのかな? A4見開きから数ページの、あれ)には書いてないことが多いんじゃないでしょうか。

 美術展には、いわゆる「目玉」もあってそれが集客のコアになることも多いのでしょうけれども、入場してから出るまでの、“シナリオ=流れの妙” もありますし、どの作品を隣り合わせ、あるいは背中合わせにするかなどの、“平面の妙”もあります。つまり、作品自体はアーティストの著作物ですが、展覧会の企画も立派な著作物だと思うのです。
 だからこそ、「キュレーション」なる単語が一般化しつつもあるわけで。音楽アルバムで「これは●●さんがプロデュースした」はよく聞くようになりました。また書籍でも、「●●が編集しました」を明示する出版社さんもあります(著者による後書きにもよく記載されてますよね)。

 深い知見をお持ちの方々では、「これは■■さんがキュレーターしている企画だから、必見!」なる話がある、はず。いろんな事情もあるのでしょうが、「誰が企画したのか」情報、シンプルに知ることができたらいいなと。

◼︎notes202 抽象と具体とを行き来する

と、アイデアってたくさん出ます。先日行った「ワークショップ考具」にて、「アイデア出し〜企画に整えるまでのプロセスにおいて、どの段階でも具体的な話をすべきですか?=抽象度の高い話は総じて不要・邪魔ですか?」とご質問をいただきました。
 お応えは「いえいえ。抽象⇔具体を瞬時に行ったり来たりできればそれでOKです。抽象的に話す方が早いことも多々あります」。アイデア出し、に紐づけますと、具体的な事例やケースを一段階抽象化して、他のジャンルやお題に落とし直す「換骨奪胎の技」も有効です。拙著『企画のプロが教える「アイデア講義」の実況中継』に採録しています。

 なお、細谷功さんに『具体と抽象』という著作があります。なるほど〜です。

■notes201 「わがまま」になりましょう

「わがまま」に二つの意味

があるんだな、と気がつきました(いまさら!)。

ワークショップでは、「わがまま」になりましょう、
とお願いをしてワークしてもらっています。

これ、改めて振り返ると二つの意味がありました。

一つは Whatとしてのわがまま。
別の云い方ならターゲット、に近い意味。
ワークショップでは、特に「誰のわがままか?」は
設定しないでやることが大半なので、
多くの場合は、参加者自分自身の「わがまま」になります。
まさに自分自身が思うことをそのまま出してもらう格好です。

もうひとつは HOWとしてのわがまま。
やり方として、我慢したり遠慮しないでアイデアを出す、
人に見せる、という手法論。

ワークショップでは、あえてごちゃまぜにして進めていますが、
実際の仕事では Whatは自分ではない誰か、
例えば「35歳の主婦」に置いたうえで、
やり方としてわがままに。
35歳の女子に成りきってわがままに、
という「演じきる」が必要になるでしょう。

拙著『考具』の「臨時新聞記者」の項に近い感じ。

Whatが誰であれ、わがままにHOWするところは変更なし、
がポイントです。

かつ、What的にわがままになるためには、
相手のことを知らないとダメでしょうし、
それがデータ的なものだけでよいのか、
ビジネス・エスノグラフィー的なアプローチがいいのか。
はたまた演劇ワークショップ的なところに
飛び込んでみるのがいいのか・・・。

ふたつのわがままを独立的に使えるといいんだな〜。

■notes200 スローモーションで動くとわかる

 ことがたくさんあるんだな、と知りました。先日ご縁があって、プロのボイストレーナーとご一緒させてもらったんですが、そこで「姿勢とか、歩き方とかは、ゆーっくり動かしてみるといい」と教わりました。確かに。アタマで理解している(つもり)だったカラダの動かし方が、できない。つながらない。

 アイデアを出す時なんかも同じで、馬鹿馬鹿しく思えても、ステップをひとつ一つゆっくり踏んでみると、自分の癖や、ヨレてしまうポイントが明らかになったりするんでしょうね。きっと。