Q060:シーズ起点の場合、ゴールを仮決めするには?

Q:
アイデア会議の「選ぶ」ところについて質問です。売上げが上がる、など判断基準となるようなゴールが与件として与えられてる場合は分かりますが、シーズ起点(Dという基礎技術はあるが、さてどうやって活用=商品化しよう・・など)でアイデアを考えていく場合に、どうやって良きものを選ぶことができるのでしょうか?
 (京都府:Uさん)

A:
確かに、ゴールそのものが見えない問いを考えていくことはハードですね。また世の中のアイデア/企画の多くが、実は受注型で考えられているのも事実でしょう。

じゃあどうする?
かとうにも答えが分かりません。
以降は推測でしかありません。例えば、基礎科学の研究所はUさんのような悩みをいつも抱えているのだと思います。可能性はありそうな予感はブンブンするものの、どちらの方向へ持っていけばいいのか分からない、目の前にある素材や現象。成功譚を聞いていると「あれこれやってみて」だったり「偶然に」なんて書いてあります。
ただ、どこかの時点で「これから試してみよう」の判断があったことは事実です。一度に全てのラインを走らせることもできないでしょうから。つまり・・そこにあったのはディレクター(研究所のリーダー)の判断。「絶対にナイ」ものを外すことはできたにしても、「イチ押し」を決めたのはどうやって? ある程度は経験の蓄積で見えることもあるでしょうし、もしかしたら「えいや」かも知れない。それを「鋭い研究者の直感」と呼ぶか「たんなる山勘」あるいは「奇跡」か。

いずれにせよ、ディレクターの責任で判断したとしか云い様がない気がします。重たいですね、この仕事。
 (かとうまさはる)

■さらなるご質問は? メールはこちらまで。