■notes095 TITANIUM BUNGAKU LION ?(カンヌ旅行記第9日)

最終日に発表のあった
「カンヌライオン2007 チタニウム&インテグレーテッド部門」。

チタニウム部門とは広告の世界に対して、新しい大きなうねりを与えるものが対象。
だから、ブロンズ、シルバー、ゴールド、という既存の賞の持つ貴金属のラインとは別の金属名がつけられています(この感覚=名前は素敵だなと思います)。
と、ここまでは前置き。昨日までのお祭りが終わり、日曜日は単純なる移動日。丸一日を掛け、日付も超えての帰国の旅です。自分的には長距離の移動=大量読書の時間。今回も、気張って7冊も機内に持ち込みました。そして最後(成田から東京までのバスの間・・・)にたどり着いたのが
『サラダ記念日』。1987年刊行の俵万智さんの短歌集です。大ベストセラーになりましたから小学生ながら読んでいたのですが、とある事情で買い求めて積読2ヶ月だったものを再読しました。

うーむ! これは凄い!! 
上手に云えませんが、視線が内に外に自由に動き回り、かつピントも近くから遠くまで自在。20年前の自分が読んでも、そりゃー分からないわ。この凄さ。ケイタイとかメールなんて出てきませんけど、まったく新鮮。猛烈に新しき文学を持ち込んできた感じだったんでしょうね、当時。そしてその後に続く人たちにも、表に裏に影響を与え続けているに違いない。『サラダ記念日』ってチタニウムな作品だったのか・・!
 私が気がついたの2007年ですが。さあ、ジャンルは何でもいいから、こういう「仕事」をしたいですねえ。