■notes092 仕上げよりもアイデア?(カンヌ旅行記第6日)

連日の夜、部門ごとに受賞作が発表されるセレモニーが続きます。

実際の発表に移る前に、部門それぞれの審査員長がコメントを出します。誰もが「評価基準はシンプルだ。アイデアがイノベーティブであるかどうかなんだ」
と口にします。ま、イノベーティブの段階については、それぞれのお国柄もあるでしょうからある程度は相対的だろうと思いますが、受賞した作品は「なるほどなあ」「う、やられた」
と思うものばかり。

「ワークショップ考具」の最近バージョンではお伝えしていますが、「云えそうで云えなかったアイデア」に圧倒され、かつ思いつけなかった自分をひきかえて暗い気持ちになります。確かに法律や慣習の壁があって、その通りには日本じゃ出来ないよ、というのは簡単ですがその表現の中にあるアイデアは、それなりに普遍性があるのも事実。
「仕上げの美しさ」に時間を掛けがちではないか?
HOWは作業=誰かに依頼することが可能。だけれどもWHATこそがアイデアを考えること=自分がやらなければ意味がない。改めてアイデアと企画とを分けて時間を使わなきゃいけないな、と思います。