■notes063『豊饒の海』に呆然として。(N.Y.旅行記第9日)

滞在中から日本への飛行機の中で三島由紀夫『豊饒の海』四巻を読了。

久しぶりに 呆然 としてしまいました。感動や怒りや消沈や感心ではなく(その亢奮覚めやらぬままです)。構造と表現。詳細は憚るにして阿頼耶識と人間、美しさ・・の関係構造。輪廻転生をモチーフにした起承転結ある大きなストーリー。そして豊富な知識に裏付けられた視点や文章表現。

ここ一年ほど前から近くにあるも手に取ることはなかったのですがあらためて「しかるべき時にしかるべきことが起こる」。

N.Y.旅行記、前日分までで一区切りと決めていたつもりでしたが
とんでもなかったです。この10日間を総まとめにするような自分にとっては今読むべき小説だったのだなあと思わずにはいられませんでした。