■notes054「台本」と「演出」。

突然ですが、「文楽」ってご覧になったことありますか?

恥ずかしながら、先日初めて観ました。「へー、歌舞伎の演目の原型なんだよね」ぐらいの軽い気持ちだったのですが
これが、これが。義太夫+三味線+人形 のシンプルさゆえに
ある意味で歌舞伎よりも分かりやすいかも知れません。仮名手本忠臣蔵の中盤、勘平/おかるの悲恋物語だったのですが涙していた人も多かったような。

歌舞伎=演出 なら 文楽=台本 という印象。
演出の派手さ、艶やかさに(あえて云うなら)“誤魔化されずに”
物語の本質的な部分がストーンと伝わってきました。観た人の心を揺り動かすのは「台本のイイタイコト」が
どれだけストレートに伝わるか、なのか?

自分はどちらかというと「台本書き」に興味があることもあって文楽、とても興味深かったです。ただ人口に膾炙する、という点からすれば
やっぱり演出がたっぷり、の方が面白い。
エンタテインメントとしての魅力は歌舞伎の方が大きいのでしょうね。