Q023:『考具・演習編』はどうでしょう?

Q:『考具・演習編』はどうでしょう?
「考具」を大変興味深く読みました。実際の仕事にもすぐに役に立ちました。ありがとうございます。
今日は質問ではなく提案をさせていただこうと思います。それぞれの「考具」について演習を載せたバージョンを発行してはどうでしょうか。この本の中でマニュアル本を読む人の中で実践する人は1%だという話がありましたが、
実際に考具に基づいて考えさせ、使わせることで効果を実感して実践する人が増えるのではないでしょうか。こんな簡単なことはすでに考えていらっしゃるかもしれませんが・・・。
 (Yさん)

A:
ご提案、ありがとうございます。一度ならず、そういう企画は俎上にはのぼったのですが・・・。本、という形式はどうしても不特定多数を対象にしたつくりになります。そして一人で向かい合うタイプのメディアであり、どうしても一方的なコミュニケーションになってしまいがち。いくら演習を載せていても、実際にそれをやるかどうかは100%読者任せになってしまいます。例題が掲載されているような本もたくさんありますが、考えないでそっと答えを先めくりしてしまう読者もまた、たくさんいる訳です(わたしもその一人・・苦笑)。

こうした環境の中に『考具・演習編』を投入してもそれほどの効果があるのかしら、と今は思っています。「強制的に考具を使わざるを得ない環境」に身を置かないと、使い始めのその一歩を踏み出せない方もいるのだろう、ということです。その代わり、ということで『ワークショップ・考具』なるプログラムを開発しました。1日コースまたは2日コースで実際のお題に対して各種考具をつかってアイデアを考え、
企画にまとめる行程を実際に作業するワークショップです(※)。スポーツも独学ではなかなか始められないのと同じように
「考える」もまた誰かの手ほどきが必要なのかな・・と思っているところです。
 (かとうまさはる)

※・・まとまったグループからお申し出があったら、というのが現在(2005年8月)の状況です。
   #html2(<a href="mailto:katokanji@nifty.com">■さらなるご質問は? メールはこちらまで。</a>)