■notes023 2つの想像力。

アイデアを出し、企画をつくるときには絶対に想像力が必要になります。
まだ誰も見たことのない(に違いない!)何かを考えるのですから当然といえば当然。
想像力、とまとめてしまうとそれまでですが、実のところ2種類の想像力を使い分けることがコツのひとつだな、と気が付きました(先日戴いたご質問への回答を読み直していたときのことです)。

2つの想像力とは
1)アイデアを考える、思いつくための自由奔放な想像力
2)アイデアを企画に詰めるための詳細な想像力

アイデアを見つけるためには、何らかの「既存の要素」をヒントや踏み台、橋頭堡にしながらアチコチ飛んでいく事になります。最終的には面白い(笑える、という意味だけではなく)アイデアが浮かべばよいので、自由奔放に飛びまくることがキーになったりします。

俗に云うところの「頭を柔らかく」ですね。これは何となくそうだろうな、と思う。また六つかしいのも事実で、この壁を乗り越えるための数多の発想法が考え出されてきました。かとうが「気づき」だと思ったのは2つめの想像力。ポテンシャルのあるアイデアを他人に説明できる企画へと昇華していくときには、そのアイデアが持つぼんやりとした輪郭をはっきりさせていくことが必要です。

広告会社の社内用語では「詰める」と云い習わしていることが多いでしょうか。「詰める」とはシミュレーションをすることとほぼイコールです。こうなったらどうなる、この場合はどうだ・・細かい点までできる限り徹底して想像して、その答えを用意しておくことが企画としての完成度の高さにつながります。
イベントの企画を詰める時にはこの種の想像力がとっても大事。屋内と屋外ではどう違うのか、雨天なら? 参加人数が倍になったら? この看板を見て、来場者はどう思うのか?

・・「詰める」べき点がホントにたくさんあります。
企業などが行う記者会見でも綿密な想定質問と応答集(Q&A)を準備するのが普通です。これは正に想像力の集合体。何を聞かれるか、どこまで聞かれるか、を想像し尽くして、かつそれぞれに対して適切な返答を用意しておくことで、「○○○をマスコミにドーンと発表しようか!」という"アイデア"が「○○○発表記者会見」という"企画"になる。

この2つの想像力、どちらも大切だと思います。何かを考えているときに、いまどちらの想像力を使う段階なのか? なんてことを思い返してみてください。何をするべきなのか、ちょっとスッキリするかもしれません。