■notes020 現代アートは「編集の技」でできている!

MOMAレポート第2弾です。
グルグル、そしてボーっと、さらにジトーッと「ミた」結果のもう一つの気づきがあります。

それは現代アートは編集の技でできている、ということ。素晴らしい言い換えのマジックなのですね。巧みな言い換えの表現によって、
自分の記憶に近い世界、あるいは(当時の)社会に近い世界で我々を引きずり込んできます。例え話がうまい、というか。性的なイメージに変換されている作品が多いのも、そのためなのかも知れないなあ、と。

そういう意味では非常にアイデアが必要なアートなんだな、と感じました。「WHAT」=何を表現するか、がかなり考え込まれてから製作されている印象です。製作者の脳裏で表現の目的がはっきりしているから、その目的をあぶり出すためのあれこれとした言い換え=「HOW」を練りまくっている。

そんな視点で再度ぐるりと館内を回ると、美術史の「流れ」を感じました。目の前にあった風景や事象を描くことから
描きたいシーンを探しに行く、なかったら自分で作ってしまう方向へのシフト。そしてやっぱり「WHAT」と「HOW」との両方がないとアカンのです。仕事も同じやなあ・・・。うまい言い換え、ひとつでも二つでも実現したいものです。いろんな作品が一堂に会している美術館でなかったら
こんなことにも気が付かなかったんだろうな・・と思った次第です。