■notes018 ことわざ・名言でも『カラーバス』。

近頃気に入り始めていることわざ(というか名言)があります。
世阿弥さん(※)が言い出した「守破離」。

シンプルですが、本当に本質的な言葉だと思うことしきり。ジャンルも選ばない名言ですよね。そして名言の『カラーバス』とでも呼びましょうか、「守破離」に似たフレーズをいろんな人の発言や、書物、新聞雑誌の記事から見つけることが多くなっています。不思議だなあと思いながら、勝手に自分の中で意味づけしていることが二つ。それは「自分にとって必要な時期に必要な名言とは再会する」こと。
そして「一時に集中的に出会うことで量から質への転化が起こる気がする」ことです。「守破離」なんて小学生の頃からたぶん知っていたんですよ。でも雑学というのでしょうか、自分にとっては意味のない(というか分からない)
フレーズでしかなかった。今は「そうだよなあ、なるほどなあ」ととても深く響くんですね。自分にとっての出会いのタイミング、とでも呼ぶべき何かがあるような気がしています。

そして、いったん気になり出すと、まあとにかくよく出会います。何度も何度も繰り返され、量のシャワーを浴びていると、「じゃあ・・そこまで云うんなら、やるか」と思い始める(って云われてはいないのですが・・)。量が質へ、具体的な行動に変化し始めるような気分になります。言葉・名言にしても「SEEからLOOKへ(さらにはDO)」があるみたいです。ことばのカラーバスをきっかけにして、名言という知識が、いつしか自分自身の行動に変われるとしたら素晴らしい。と同時に「コトバのチカラ」をものすごく感じます。ウン百年続くだけの名言は、人を変えてしまうだけのパワーがあるんですねえ。

・・・そうか、これこそ「座右の銘」ってやつか? 今までは「自分が好きなコトバ」だとばかり思っていましたが、「自分の行動を変える/律するコトバ」でもあるのですね。

※・・これはちょっと怪しかった。江戸中期の茶人である川上不白が称した、が一般的の様子。
   ただ思想としては世阿弥や利休のころまでさかのぼれる、とのこと。