Q017:自分のアイデアを批判されると反撃してしまうのです。

Q:自分のアイデアを批判されると反撃してしまうのです。
「ブレストの上手なやり方」について教えて下さい。(私がアイデアを出した側の人間とした場合)
本の中でもおっしゃっている通り、ブレストをしているといつのまにか「批判会議」になってしまいます。
私は気が強いほうなので、自分のアイデアに対し「批判」めいたことを言われるとすぐにむっとして、
それがたとえよい意見だったとしてもシャットアウトして「批判返し!」をしてしまうのです。「ああ、しまった! もったいないことをした」と思うのは、いつもブレストが終了した時点。会議の雰囲気もかなり悪い感じ…。後悔先に立たず…。もう後悔はしたくありません。批判めいたことを言われたときの上手い受け方、ブレスト中のその場での返し方、受け方を教えて下さい。
 (大阪府・ととほ娘さん)

A:
ブレストは本当に運用が六つかしいです。
おっしゃるとおり、アイデアキラーになってしまう人がたくさんいますし、アイデアがいい悪いを議論するという本筋を外してしまうこともあるでしょうね。

まずは心持ちから。ほとんど場合、自分の出したアイデアそのままに最終的なアウトプットまで行き着くことは少ないと思います。変更が出るのは実作業中が多くなるでしょうが、会議も一緒。妥協の産物になってはダメなんでしょうが、他の人を乗り越えられないアイデアはチカラがない、と考えてみてはいかがでしょう? 文句を付けているだけのように思える場合もありますが、そのアイデアが世に出たときには同じように考える人もまたいる、のです。たぶん。
少なくとも自分からは批判をしない。他人さまのいうことを受け入れる=肯定してください(賛成しなくてもいいです)。まずはここから。「返さない」って感じです。

とはいえ、これはそれなりに修行? も必要ですのでやや即効性のありそうなアイデアも一つ。ブレストが云い合いになってしまうのは
「アイデアと発言者が一体となっている」ところに問題があるのでは、と考えるようになりました(Notes 03/09/16参照)。発言そのものと発言者はやっぱり切り離しておきましょう。ベースとしてお勧めしたいのは、自分のアイデアを紙にしておくこと。1案1枚。打ち合わせでは、その紙をテーブルの上に広げます。そうすると、全員の視線は紙の上に書かれたもの、すなわちアイデアそのものに向かうようになります。ついでに誰かが云ったことも、紙に走り書きしてテーブルに置く。話しているうちに思いついた新しいアイデアもですね。云ってみればブレストの速記です。自分が反論する場合でも同じで、「意見を言った人」ではなく、「机の上におかれたアイデアへの意見」に《反論》する感じになると、結構いけます。発言を「聞くもの」から「見る(読む)もの」へ転換してしまうと少なくとも人格攻撃にはなりにくくなる、というわけです。お試しあれ。
   (かとうまさはる) 

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