■notes009 スペシャリスト、になることに対する2つの恐れ。

ここ最近、自分の得意分野を自ら絞り込むことが推奨され始めているように思います。

ゼネラリストからスペシャリストへ、という流れ。論としては分かりやすいし、納得できます。しかし、かとうを含めてほとんどのビジネスパーソンにとって
絞り込むことはとてもとても怖いことです。なぜか?

2つの恐れがあるからだ、と思います。絞り込んだジャンルの当たり外れ、に対する恐れ。自分が選んだジャンルで、本当に頭角を現せるのか? という恐れ。

これはアイデア・企画の分野でもまったく同じこと。オールマイティにどんなジャンルでもOK! なアイデアパーソンはいません。人間、必ず得意不得意、がある。それを自覚していながらも認めたくなくて、
かといって自分の得意分野で「自信がある」とも云えなくて・・・で結局「どんな企画でも大丈夫です」と答えてしまっているような。それはゼネラリストという「逃げ」を打っているだけ、なのではないだろうか? と思うのです。どこまでいくのか、は別としてもまず一歩、踏み出してみる。一歩、といっても左足はしっかり置いたまま、右足だけそろりと。そんな勇気を持つことを余儀なくされる時代になりつつあるのかも知れません。一人ひとりは、もっと自分の専門分野を自覚して、その道のプロフェッショナルになるべく勉強を重ねていくべきなのでしょうね。例えば広告会社、という組織を考えてみても
「大したことないゼネラリスト×100人」よりも
「それぞれがスペシャリスト×100人」の方が
実は柔軟な、どんな課題にでも対応できる組織のはずなのです。自分自身が「組織」である必要はない。「優秀なパーツ」であれば、市場価値がある。そんなパラダイム変換ができないものでしょうか?

・・・やっぱり怖いですけれども。