■notes007「いきなり書き出す」について。

仕事をしていると、あるいはビジネス(社会人)に近い世界になると、文書を書く、提出する機会が格段に多くなります。

企画書とか、履歴書とか・・いろいろあります。またインターネットの掲示板への投稿も入るでしょうか。要するに友達でない/知らない人が読む文章を書く・記入する機会が増えるわけです。ところが・・「いきなり書き出す」人が多いのではないか、と思っています。昨日提出したあの書類、頭から書き出してませんでしたか?

これ、よろしくないです。よっぽどの経験者でないと、いきなり書き出して満足できる文章にまとめられる人はいません。ありがちな失敗例としては
「5つ事例を書きなさい」と云われて、いきなり記入開始。最初はいい調子でも、5つ目に息切れ・・・するパターン。思い当たる節、ないですか??

あった方は、次からこうしてください。各種「考具」の使いどころでもあります。
1)まず、10個ぐらいのネタを出す (展開する)
2)その中から、5つを選ぶ (収束する その1)
3)さらに5つの中の順番をつける (収束する その2)

文書を書くのも、企画を考えるのも、頭の使い方はほぼ同じです。

ネタを仕入れて→頭から出して(展開して)→まとめる(収束する) 

こうしたステップを踏まずに、5つ書け、と云われて5つ出さないうちに書き始めてしまったのではイカンです。

いきなり書き始めるのは、かなり自分中心主義。読み手が楽しいかどうか、分かりやすいかどうか、を忘れがちです。まるでインターネットという大海原に「真夜中に書いたラブレター」
(朝読んだら破り捨てるヤツです!!)を投げ込んでいるみたい・・な。先日『少年カフカ』(村上春樹編集長)を読んでいたら、メールの返事にしてもあれこれ考えて(下書きをして)からデータをアップしている旨の記述がありました。作家だから当然? メールという「気軽な書き物」にしても、不特定多数が読むことを考えれば
準備して、下書きするという「作業」をしてからでないと出せないのです。メールですら、ですよ。履歴書とか企画書とかなら、なおさら。いきなり書き出さない習慣を持ってください。そういえばその昔は「下書き」ってよく云ってましたけど、最近はあまり聞かない気がします。パソコンってそのための道具としてはウルトラ便利だと思うのですが。